生きてれば、いろいろ在るんだ人生は。

ジャンル問わず、ひとまず書いてみますね。楽しみたい、25歳。この夏結婚します。

(前編)良いか。己の心を強く以て。そこで身体を休めてはならない。足を踏み入れたら最後..........

今週のお題「私の沼」

 

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①アミダスの思い

 

 

 

 

アミダスはそう父の忠告をうけ城を出た。

 

「ふ、ふざけんな・・」

 

アミダスは静まり返った図書館の自習室でシャーペンに付属された消しゴムがなくなったことに気づき、赤の他人に「消しゴム貸してください」と小声で頼む程の声量でつぶやいた。 

 

 

②アミダスの決意 

 

アミダスの小さな反抗は父親には気付かれていないようだ。いや今ここで気付かれてはいけないのだ。かねてからの計画が実行できる喜ばしい瞬間。アミダスはニヤッと笑い、父から遠ざかった。

 

 

 

おい!アミダス!必ずかえってくるのじゃぞ!!イ・トヨカドーは橋を渡ってすぐ。すぐじゃからなーーーーーー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アミダスは普段は城で物書きをしている。

 

ハタチの誕生日を迎えたアミダスは両親からノートパソコンとネット回線をプレゼントされた。規制こそ厳しかったため、自然の現象や動物の神秘などの情報を見ることしか許されなかったが、アミダスは今までに知らなかった世界を見れたことに大変な衝撃を受け、目を光らせた。

 

ある時、パソコンに初期インストールされていた文章作成ソフトに気がついた。それからというもの、日々の何気ない生活を文章にすることを日課としていたのだ。

 

何不自由ないアミダスの悩みといえば、王家独特のしがらみが日常生活に支障をきたすこだ。アミダスは22歳。色々なことに興味があって仕方なかった。自由に外出をし、友達を作ってはしゃぎたい。恋愛をしたい。アミダスがそう思うことはごくごく自然なことである。その思いは募っていった。思いが強くなればなるほど、実現できない不甲斐なさをアミダスは感じ、いつしか自身の置かれた環境や両親へに対し否定的な感情が生まれていったのだ。

 

城の窓から庶民を見下ろしていると、ある家族が目に映った。5歳くらいだろうか・・男の子が何かを手に持って嬉しそうに微笑んでいる。

「ん?なんだあれ・・・え えむ?」

 

Mと書かれたその袋から男の子が取り出したものはハッピーセットのおもちゃであった。


ハッピーセット ひつじのショーン「おもちゃのあそびかたムービー」

 
(なんて愉快でシュールなんだ・・くそう。俺なんかIMIKI HOUSEのおもちゃでしか遊んだことないのに)

 

貴族出身の母親は人よりも良質で教育的なものを好んだ。それ故にアミダスは両親の目によって厳選されたおもちゃでしか遊ぶことはなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

もう決めた。城を出よう。

アミダスの中で何かが弾けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アミダスはMを目指した。 

 ③世の中の不条理 へ続く。